2019年9月5日木曜日

9月〜糸紡ぎと手仕事〜①

8月31日(土)

受付~オリエンテーション
自己紹介。(通年の参加者、単発の参加者、うち、糸紡ぎまでの参加者がいらっしゃいました。)
マハトマ・ガンディーと糸紡ぎのお話し
タミさんより

・知ってるつもり「非暴力・不服従 ガンジー・キング牧師」のガンジー部分の鑑賞

Mahatma Gandhiインド独立の父
インド独立(1947 8/15)インドとパキスタンが二国に分かれて独立。
イスラム教徒とヒンドゥー教徒による内戦が始まり、60万人犠牲
望むなら私を2つに切りなさい。しかしインドを割ってはいけません。イスラムとヒンドゥー、一つだ。77歳のガンディーは争いを止めさせようと民家を一軒一軒訪ね訴
えた。
また、全てのインド国民が争いを止めるまで無期限の断食を行った。断食5日目にヒンドゥー教徒が現れ、「私はイスラム教徒に子供を殺され、復讐にイスラム教徒の子供を殺してしまった。今更戦いを止めても神は許してくれない。」と語った。
「地獄から抜け出す方法が1つだけある。両親を失った子供を自分の子供として拾い育てるのだ。イスラム教徒の子供をイスラム教徒として育てるんだ。」とガンディーは語った。
6日目内戦停止。(朝、目を覚ますとガンディーを見守る大勢の人の眼差しがあった。自分の命を顧みない姿にイスラム教徒とヒンドゥー教徒の指導者がついに争いを止めることを誓い国中の内戦が停止した。)
数日後、夕刻の礼拝集会(争いが止んだ感謝の祈りを捧げる)に向かう途中、ガンディーは射殺された。犯人はイスラム教徒にも分け隔てしないガンディーを逆恨みした狂信的なヒンドゥー教徒だった。倒れこむガンディーの両手は犯人に向かって合掌されていたという(1948 1/30 78歳 1/31国葬)
我々人間は、どこへ行こうとも人々の心に平和と非暴力の種を蒔き続けることに命を捧げなければならない。(ガンディーはいつもこう語っていた。孫のアルン・ガンディーより)
キング牧師…ガンディーの影響を受け非暴力を貫いた。

・スライドによる説明
命日のセレモニーでは糸紡ぎが行われる。またヒンドゥー教だけではなく、仏教、ジャイナ教、イスラム教、キリスト教など各国の宗教の祈りが捧げられる。
アヒムサー(非暴力で解決したい。命をかけて) 愛、人との触れ合いを大切に。
「体が必要としているものは体を使って手に入れる必要があります。チャルカによって大地の恵みは より公平に人々へ行き渡ります。
チャルカ(小さな手動式の糸紡ぎの道具)は一回転するごとに 平和・親善・愛 を紡いでいるのです」

日本山妙法寺 藤井日達聖人(日本山妙法寺創設者。世界各地で平和運動を展開。平和のために祈る。日本国内外に世界平和塔(仏舎利塔)を建立。第二次世界大戦後、不殺生、非武装、核廃絶を唱えて平和運動を展開。)
1931年にインドに渡り、1933年ガンディーと会見。非暴力主義に共鳴。ガンディーは、その後彼のアーシュラムの祈りの集会で唱える文句として、日達上人の唱える南無妙法蓮華経を取り入れるなどした。(命日のセレモニーの各国の宗教の祈りで一番初めに唱えられている)

ガンジーアシュラム(ガンジーが活動の拠点としていた家。記念館)チャルカ工場 ピーナツ油など作っている。
塩の行進 手紡ぎを着て 手に取り戻そう(ギリス植民地政府による塩の専売に反対し、製塩の為にグジャラート州アフマダーバードから同州南部ダーンディー海岸までの約386kmを行進した抗議行動)インドの木綿を自分で紡ぎ自分で織った服カディーを着て、彼らは行進しました。ガンジーはそれを参加の条件とし、非暴力不服従運動を広めた。
無抵抗 カディを紡ぎだすことから生まれる。暴力を暴力で解決することできない。許すこと最も尊い

<真理と非暴力>
平等に愛すること誰でもできる ×弱肉強食
愛…カーストない社会、女性地位向上、ハリジャン(アウトカースト)への奉仕、欲望を愛に置き換える
知恵…新しい教育
食事

本来働くということ神とつながる手段 肉体使って生きがい
大地の恵み…手仕事 大変さ 大切に扱う ゴミ出さない
工場…利益 大量生産 使い捨て ゴミ
現代社会に巣食う七つの大罪…理念なき政治、労働なき富、良識なき快楽、貢献なき知識、道徳なき商業、人間性なき科学、献身なき信仰
「武器の代わりに非協力を掲げよ わたしたちは、この世界にひとつの使命を携えてきている。

それは武器の力を借りることなく、非暴力で自らを浄化することによって、この世界をより良いものに変えていくことだ。
その手段は、非協力。ただこれしかない。明らかに不当な政治支配でも、支配される側が、支配する側に協力している限り、成り立ってしまう。
だからこそ、わたしたち全員でその協力をやめてしまうべきなのだ。」
私たちにできること 問題外でなく心の中にある
自分の欲望愛に変えなさい 誰かが苦しんでいる上に幸せ成り立たない

心を添えて丁寧に生きる 思い通りにならないことを知る おかげ様 ともに思いやり分かち合い すでに十分与えられている

お話しについてのシェアリング
ガンジーの本の紹介…「ガンジー自立の思想 自分の手で紡ぐ未来」など片山佳代子さん訳の本がおすすめ(糸紡ぎの内容が詳しい)とのこと。
すごく考えさせられる内容でした。現代のまさに今生きる私たちにピッタリな内容で、ガンジーがすでに答えを見出し行動していたことに驚きました。

体験!糸ができるまで。綿繰り〜スピンドル作り〜糸紡ぎ
朋子さんより
手紡ぎ スピンドル(手動で回転。軸に糸を巻き取る。)
糸車(東洋型、西洋型あり。西洋の方が動きが早くより機械に近い)
チャルカ(インドの手紡ぎ機「糸車」)

スピンドルの作成…竹串、輪ゴム2本、5円玉3枚を使ってコマのようにする。(5円玉3枚を竹串に通し上下を輪ゴムで固定する形)
綿が糸になるまでのお話…綿から種を取る 叩いてふわふわにする ブラシで梳かして繊維を平行にそろえる シート状になった綿を円錐形の棒状に巻く。
スピンドルで手紡ぎ…タミさんがインドより持ってきた棒状の綿を上部より綿を引っ張り糸を紡いでいく。スピンドルを回すことによって綿が依られて糸ができていく。
まず綿花づくりの話で大量生産による奴隷の始まり・大量生産用の綿花の栽培による環境破壊・搾取がある問題。また糸になるまでの大変さ。まず素手で種を取るのでさえしっかり綿がついているので大変で。紡ぐのにもまた労力を要することなど知らないことが沢山あった。国内生産のパーセンテージなど。生地を買っている現状。
手仕事は楽しくとても集中しあっという間でした。もくもくと作業し、普段使わない動き、手と体全体を使って作り出す。

お風呂タイム 
人数に余裕があるとのことで1名ソーラー風呂へ&タミさんと一緒に夕食の用意を手伝ってくれました。他、すずむし荘のラドン温泉へ。

夕食
蒸した茄子と茗荷のつゆ浸し(とにかく美味しいとタレをご飯にかけたりと大人気)
チャプチェ(エリンギ、パプリカ、カボチャなど)
もやしと厚揚げのターメリック炒め
大麦のスープ(トマトなど)

ふんどしパンツ、手作り下着の説明と染めの下処理
朋子さんより
見本に合わせて、さらしとひもを自分に合わせカット。手縫い。(カットした残りをハンカチにする人、カットせずふんどしにする人あり)
藍染の模様の準備
絞り染め…糸、ゴムなどでしばる。しばったところが白くなる。洗濯ばさみで止める方法もあり。
山折り、谷折り、三角形など、生地を折っていき、何ヵ所か輪ゴムできつくとめておく。どんな模様ができるかは開くまでお楽しみ。
豆やビー玉の上から生地をあて輪ゴムでしっかりとめると水玉模様に。
板締め絞り…木型を使用。布を規則的にたたみ、板ではさむ。挟まれた部分がそまらない。連続したパターン柄ができる。麻の葉模様、雪花模様など。

完成した人からおやすみなさい
23:00まで残ったのは2人 遅くまで付き合ってくださった朋子さん、ありがとうございました。

ここちよい暮らしケンジイのブログ

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