☆オリエンテーション
お馴染みになった「ただいま」の歌で心地よく始まりました。
身体を使った自己紹介ゲーム:手を振ったり足を揺らしたり大声を出したり。おおいに笑いながら体と心をほぐしました。
☆中島デコさんのおはなし&cooking
「ブラウンズフィールド」主催 マクロビオティック料理家
デコさんは、チャーミングな出で立ちで小さなお顔の中で瞳がくるくる動き表情豊か、笑顔あふれる魅力的な方でした。
デコさんのおはなしより
私のマクロビオティックは、実はちょっと違っているんです。最初のころはストイックに実施していたんだけど、ムリが出てくる。食べ方もその精神も自分とのバランスが大事。玄米採食はおいしい。白米もおいしいの。だけどおいしすぎて食べ過ぎてしまう… それに白米にするとお米の量がうんと減ってしまう。玄米だと丸ごと食べられるから安上がり!(ここ大事) 私はお金持ちにならなかったおかげで、ない所から作り出す喜びを知ったんです。 いつもの食事は『あるもんでキッチン』と呼んでいるまかない。残っているもので何でもつくる。カフェで提供するものは売り切れたら終わり。残ったらスタッフの食事に。食品廃棄はゼロですよ。残ったものはお皿に残ったドレッシングまで全部使うの。質素だけどとても豊かです。
心地よく暮らすとストレスがなくなります。自分の生活スタイルに合わせて、自分でバランスをとる。懸命に守ったり、こだわったりすることでストレスをためるより、フレキシブルに自分に合わせていく。 自分が日々選ぶもので人生が変わっていくのね。玄米採食を続けていると、身体が健やかになり、気持ちよく精神が落ち着いてくる。そんな自分が出逢う人たちは、明らかにそうでなかった時とは違うんです。私はたくさんの人に出会って引き出しをたくさん持てました。
全部まるごと食べることは、命のつながり。それは自分のためだけでなく、地域のためにも、環境のため地球のため、そこに暮らす人々のためにもなる。そこで工夫して暮らしていくことが何よりおもしろい。 健康で幸せであるために、いつか幸せになりたいと願うより、『今、幸せ!』『これが私に合っている』『今、充たされている』と思い込んで笑って過ごす。そうすると周りも変わってくるんですね。思い込みって大事なのよ。 とはいえ人生いろいろあります。その時は「よく乗り越えてるな~」と自分をほめるの。こんなふうにして同じ方向を向いている人と出会って集い、共に広めています。ではcookingに移りましょう」
メニュー(分量と作り方はプリントがあります)
- 寿司ブリトー
- かぼちゃサラダ
少量の水で蒸し煮にしたかぼちゃをざっくりつぶして、玉ねぎ、レーズン、オリーブオイル、そこへ芥子菜の種をふやかしてミキサーにかけた手作りマスタードを加える。
- タイ風春雨
最初にゴマ油でにんにく、生姜のみじん切りを炒める。次に玉ねぎ・えのき・キャベツと陰性のものから陽性のものへ順に炒める。水・コブみかんの葉・根元をたたいたレモングラスを入れて煮込み、最後に調味。別にニンニクと玉ねぎをカリカリに焼いたものを、ゴマ油で生姜・ネギ・唐辛子・香辛料を合わせて作る「食べるラー油」を乗せていただく(ご飯にも良く合って病みつきになる味!)
お夕飯は、5分間の「食べる瞑想」を行ってから上記のメニューをいただきました。
デコさんは飾りっ気なくそのまんまを見せて語ってくれました。おはなしにもお料理にも「楽しい!!」がいっぱい伝わってきて、楽しいことは幸せなことだなぁ、と改めて感じました。
☆メディテーション音楽ライブ
そのまま眠りについてもよいかっこうで集合。チャーリーさんは出自不詳(!?)俗に言うなら仙人のような雰囲気で、48弦のインド楽器スワルマンダル2台に囲まれ座っていました。 静かな縦笛に続き、厳かな歌声、繊細な弦の響きと続きます。楽器はオリジナルで世界でこれを演奏するのは一人だけだそうです。
「インド音楽は神遊び。神様をおろす。歓迎して遊ぶことで宇宙とコンタクトする。楽器は誰でも触れば音が出る。しかしその人の中に世界がないと音楽にならない。リズムと音階で宇宙につながる」チャーリーさんの言葉もしみてきます。
私は透明な球体の中にみんなが入っている感じがした。その中を音が響きあい回って、弦の音に絡まるように低くて深い声(のような)が聞こえ、私たちが包み込まれていると感じました。 その余韻をもったまま就寝。 まだ9時過ぎでした。 おやすみなさい。
(1日目終了) 以上です。
レポート:のり(まつざきのりこ)」