2019年7月18日木曜日

Mindfulness ③

三日目レポートbyよっしー

朝6:15。シャンティクティから場所を移動して、曹洞宗成就院
にて『坐禅と写経の時間』です。

坐禅は、止静(しじょう)から始まり一声(いっせい)で終わります。

坐り方としては、右足は左ももの上、左足は右ももの上に乗せてあぐらをかきます。お寺には丸いボールのような座布団がありました。これを使うと体が尻と両膝の三点で安定します。鼻と臍(おへそ)が真っすぐ芯を通り、正面を向きます。目は半眼。やや下の一点ないし二点を見つめます。

時間は30分。10分経過したころ、警策(きょうさく)を持った住職様がまわってくださいます。肩を叩いてほしい人が合掌をして伝えます。「バチン!」と痛そうなイメージですが、全くそんな事はなく叩いてもらうと清々しく有難い気持ちになりました。残りの10分はお経『正法眼蔵座禅儀』(しょうぼうげんぞうざぜんぎ)を読みます。内容はまさに座禅の指南書でした。

写経では『四弘誓願』(しくせいがん)を書かせていただきました。すべての仏や菩薩が起こす四つの誓願です。

1すべてのものを悟らせようとする願い。

2すべての迷いを断とうという願い。

3仏の教えを学び知ろうという願い。

4このうえない悟りにいたろうという願い。

墨と毛筆で書くということも、気持ちよく集中でき前向きな気持ちになります。お経は難しいものですが、意味が分からなくてもよいと住職様は言っていました。ただとなえ続けているうちに分かってくるのだそうです。他にもスターウォ―ズの話や御授戒の式のお話、入れ子になった漆塗りの器を見せてもらったりしました。仏教世界に触れて、朝から心が落ち着く時間をいただきました。


シャンティクティに戻り、うたさんの自然農講座&畑作業の時間です。

まずは、トマトの芽かきをします。大きな実を付けさせるために脇芽を採ります。その時、葉を一つ残して光合成させるという方法もあるそうです。ミニトマトは脇芽を採らず放任で構いません。また、採った脇芽を土に挿すと根が張り出して成長を続けるそうです。トマトって強いのです!

次にジャガイモの収穫。本来の収穫時期は葉が枯れだした頃で保存も長く持ちます。この日は、ブランチのために新じゃがを一部収穫しました。親芋と子芋の違いは、茎に付いているか根と繋がっているかで見分けることができます。掘った穴は極力小さめに畑への影響を少なくします。また土もちゃんと平らに戻しましょう。

次に秋に向けて人参の種を蒔きです。鍬で雑草の根のある畑の表土をはぎ取ります。鍬を立て気味に5センチほど刃を入れて、足で踏みながら前に進んでいきます。鍬で平らにならしてから種を蒔きます。種は拳に軽く握って指の間から、まんべんなく落ちるように畝を往復して蒔きます。人参は競り合って成長する方がよく育つので、間引きが大変になりますが多めに蒔きます。そして上から軽く土をかけます。もしくは、草刈り鎌の背でトントン表面を叩いていくと、自然に土が被さっていくという作業が早く済む方法もあります。土が乾いていれば、ここで人参ダンスをおどりますよ~♪雨上がりの本日は鍬で軽く押さえ、細かくした葉を表面に乗せて終了。

他にも大根の種蒔き、里芋の土寄せ、ライ麦と藍の収穫をしました。藍は増えるので3回採ることができます。葉をちぎり乾燥させて今後染色に利用します。一か月ぶりのシャンティクティの畑は葉も大きく元気に成長していました。歩道はケンジイがきれいに除草してくれていたので、とても歩きやすかったです。最初の頃のように踏み間違える人もいませんでした

お腹もペコペコになったころ、たみさんのお楽しみブランチ!今日のメニューです。

・ジャガイモのダッチオーブン焼き

・ベジ肉味噌 (シイタケ、玉ねぎ、人参、ゴボウ、高野豆腐、しょうが、にんにくを重ね煮したものにごま油と味噌)

・ズッキーニの炒め物 (バジル、タイムなどのハーブ入り)

・カブの葉 (ライム塩でもんで刻んだもの)

・残り物スープ (水餃子、豆、しめじなど具沢山)

・レタス、きゅうり

・ごはん

どれも美味しいブランチごちそう様でした♪ 私は、さっそくベジ肉味噌を家でもマネて作ってみましたよー!いろんなお料理でアレンジができそうです。


午後13時から、だーさんの『ガーター作り』

ガーターって何?ガーターとは、仏教の教えを短い文章にして伝えたものです。すべてのものは流れ変わってゆくもの。その瞬間をとどめておきたい。思い出すためにガーターがあります。ティックナットハンも多くのガーターを書いています。そしてシャンティクティの中にもトイレの壁など、いろいろ場所にガーターメッセージがありました。

今回の講座での思い出や気づきなどを持ち帰れるように、ぬらし絵の紙に書きます。まずは、朋子さんの『ぬらし絵』作りから始めます。ぬらし絵は、水が流れてできる絵のことです。よく濡らした紙に、赤・青・黄のインクを筆で描くと色が流れたり、にじんだりします。これの変化は続き自分ではコントロールすることはできないのです。最初は、5人一組になって沈黙の中で一色一色交代しながら作業をします。絵のありのままを受け入れ、そこでの感情を見ます。絵の終わりは誰かが決める。誕生月でグループを4つに分けました。色は同じ3色なのに、一つとして同じものはありません。

次は一人でぬらし絵を作りました。沈黙の時間が過ぎますが色を楽しむ様子は、大人も子供もみんな明るい雰囲気でした。乾いてみると、ぬらし絵はさらに変化していました。ここに、ガーターを書きます。

完成したガーターを持って集合写真&発表タイム。

講座の最後は、それぞれのみんなの気づき。ガーターにしたとどめていたいことを皆でシャアリングしました。帰ってから、みんなの家にガーターが置いてあって、それを目にするたびに「あ~そうなんだよな~」って思い出させてくれるのですね。

マインドフルネスの今回のテーマは、信頼。『ゆだねてつながる信の力』

安心して自分を支えているものに気が付くこと。人に教えてもらうのではなくて、自分から気づくことが大事。その経験で工夫がしていける。信じているから努力ができる。

私は、どうかな~?気づいたと思ったら、また忘れてしまいそう・・・。でも本講座を通して、自分のダメだな~っとか、嫌だな~て思う部分が軽くなったような気がしました。日常のマインドフルネス。意識できるよう過ごしていきたいと思います。だーさんの本を読むのも楽しみです。今回参加した皆さんとのだんだん変化する3日日間も嬉しい時間でした。ありがとうございました。          

                                        よっしー

0 件のコメント:

コメントを投稿